2013年2月21日木曜日

浮気と詩歌

竹内久美子は『浮気人類進化論』(文春文庫)で、この人類の浮気こそが人類を人類たらしめた、と考えている。

どんな男が浮気してそうか、を想像してみよう。

貞操観念が低くて、女性に言いよるのが上手で、女性の扱いに馴れていて、、、
(もちろんオスとしての魅力にプラスアルファして、という話)

そう、その際、そのドンファンは言葉巧みに女性を「口説く」。

人間が獲得している高度な思考と言語能力は、男性が女性を口説くことで発達したのではと彼女は考えている。一つの説に過ぎません (^ ^;


確かに、万葉の昔から男は女性に恋歌を送り続けてきた。

2666 妹が目の見まく欲しけく夕闇の木の葉隠れる待つごとし

意味: 夕闇に木陰からなかなか出てこないを待つような気持ちで、あの娘に恋いこがれていることよ




詩歌の歴史は人類の恋の歴史と言い換えてもよいくらいだ。

平安京はそれがもっとも花開いた時代だ。

浮気によって言語が発達したかはともかく、恋心を伝えるために言語が、詩歌が発達したのは間違いはなかろう。

ちゃんと言葉にしないと。
ギャルゲばっかりやっててもダメです(・∀・)





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